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【CHA創刊号より】 比べてみれば

2012年03月26日

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                           大森正司(2004年5月発行CHA創刊号より)

朝起きて鏡を見ます。髪をセットしたり、ヒゲを剃ったリ、眉を書いたり・・・、こんなことを通して自分の顔の特徴がわかります。もし、この世の中に写真や鏡(鏡に準じるものを含みます)等が無かったなら、自分の顔というものの認識はまず出来ないと思います。
したがって、他人と比較ができないので、自分が美男美女なのか、不美男不美女なのか、それすらも分からないことになります。もちろん、天性これが当たり前、ということになれば、これはこれで結構幸せなことと思います。なまじ鏡等というものがあるお蔭で、「鏡よ鏡・・」などと変な魔法も使いたくなるものです。
しかし、比較をすることによって自分の顔、容姿の客観的特徴(十もーも)が分かれば、自分さえその気になれば、現代化粧品科学の技術において、かなりの修正も可能となります。
ことの次第はともかくとして、このように、比較をすることによって良くも悪くもその実態が明らかとなります。人と動物を比べて見ます。食の観点からすれば自然の物をそのまま食べるか、それとも「調理」という手を加えるかということにおいて、基本的に異なります。
この調理をすることのほかに、もう一つ違いが考えられます。それは共食をすること、同席同会をすることです。動物は獲物を射止め、飢えを癒すためにひたすら食う。その構図には、各個体間に分け合って・・、というようなコミュニケーションも無ければ、いわゆる文化的創造というものも存在しません。これは本来的に言う共食、同席同会という意味には当てはまらないものと考えられます。
日本では今、噛めない子供、箸の使えない子供や肥満、虫歯だらけの子供の増加など、様々な問題がクローズアップされています。子供は明日の宝と思いますし、また活き活きとした高齢者は社会の鏡、とも思います。こんな問題を解決するための一方法として、様々な食の諸問題を、事例毎に比較して楽しみながら解決できれば、どんなに楽しいことでしょうか。
そんな意味で「比べてみれば・・・・」シリーズのティーパーティーと「美食同源シンポジウム」を行っています。今までに、次に示すようなことを行ってきましたが、これは今後も続けていきたいと考えています。
●比べてみれば 人とチンパンジーの食行動
●比べてみれば 日本とスリランカの茶食文化
●比べてみれば 日本とトルコの茶食文化
●比べてみれば 日本緑茶と中国緑茶
●比べてみれば 日本とアイルランドの茶食文化
●比べてみれば 日本と韓国の茶食文化
●比べてみれば 日本とベトナムの茶食文化
●比べてみれば 日本とモロッコの茶食文化

 

毎回テーマを変え、シリーズで開催されている美食同源シンポジウム。「比べてみれば 日本とモロッコの茶食文化」(モロッコ料理レストランで)

 

 

 

高いところから注ぎ、泡をたてて音を楽しむユニークな茶淹れ。
 

 

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